君の色
※会話文です。
「この前鍾乳洞に行ったんだ」
「鍾乳洞?」
「うん。石のため」
「また石ですか」
「そう。採るためじゃないよ。どんなのがあるのか調べだだけ」
「採ったら怒られますしね」
「そうなんだよねー。いいのいっぱいあるのにさあ」
「いいやつあったんですか?」
「あそこにあるの普通の石とは違うじゃない。だからどれも魅力的なんだよ」
「私にはよく分かりませんが」
「分かりたかったら僕がいつでも教えてあげるって言ってるじゃない」
「遠慮しておきます」
「えー。冷たいなあ。でさぁ、鍾乳洞ってさ、綺麗じゃん?」
「ああ、水とか綺麗ですよね」
「そう!湧き出る水でさ、泉とかできてるじゃん。あれも見てきたんだ」
「へえ」
「それがさ、水の成分とか地質の関係で水に色がついていてさ。いや、色がついているっていうか、そういう色に見えるっていうか」
「透明じゃないんですか?」
「うん。僕が行ったところは青緑の水だった。翡翠よりは青が強い緑って感じ」
「それはとても綺麗でしょうねぇ」
「うん、綺麗だった。でね、僕思ったんだ。その色、ミクリの色にすごく似てるって」
「私?…髪、ですか?」
「まあそれもあるね。君さ、髪も瞳もそんな色だから何となく青緑って君の色って感じがするんだ」
「そうですか?」
「うん。でもね、僕はその水を綺麗だと思ったのは、水自体が綺麗ってことももちろんあるんだけどね、その色を見て君を思い出して、君に重ね合わせたから綺麗だと感じたんだ」
「…水が綺麗だったから、に決まってます」
「違うよ。僕は確かにあのとき君を思い出したんだよ。あの水のように澄んで美しい君をね」
「ま、またそんなこと言って…」
「君は綺麗と言われることが好きだろう?嬉しくない?」
「…そんなこと、ないですけど…でも、私を思い出してなんて」
「信じられないって?僕は君に嘘つかないよ。水も綺麗だけどそれ以上に君は綺麗だよ」
「私なんて、まだまだそんな綺麗では…」
「綺麗だって。僕は君が世界で一番綺麗で美しいと思ってるよ」
「…石より?」
「うわー厳しい質問だなあ。君と石は比べられないよ、次元が違う」
「ならいいです」
「そう?まあとにかく、その水が溜まっている泉にもう一度行きたいんだ」
「どうしてですか?」
「ミクリと一緒に行きたいんだよ。君にも見せてあげたいんだ。君の色なんだから」
「私も、見たいです」
「決まりだ、今度行こうね」
「はい」
「ふふっ、そうやって嬉しそうに笑う君も綺麗だよ」
「…それはどうも」
END.
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ダイミクで短い会話文。
こいつらはうだうだ考えるのは似合わないと私的には思っています(^∀^)
思ったことは何でも口に出しそう。特に大誤算が(笑)
大誤算っていつも無意識にミクリを口説いてそうなイメージだw