落乱戦隊ニンジャー!
☆第1話 世に響き渡る俺たちの声!☆
「ねえせっかくヒーローになったんだからさー、決め台詞を決めようよ!」
暴れん坊グリーン、本名七松小平太が言った。
「それいい考えだね。どんなのがいいかなあ」
アンラッキーピンク、本名善法寺伊作が同意した。
「何か、みんなの2つ名的なものを決めて、それを組み込めばいいんじゃないか?」
食満博士がみんなにお茶を配りながら言った。
サラストブルー、本名立花仙蔵がそう言うと、他のみんなも納得したようにうなずいた。
「それなら、伊作は『流石不運』だな」
不眠王レッド、本名潮江文次郎がからかうように言った。
「な、何さそれ!僕そこまで不運じゃ…」
「何言ってんだ。誰もピンクやりたがらないからくじ引きで決めたらものの見事にお前に当たって、必殺技も決めようとしたところで爆風に吹っ飛ばされるし、敵に捕まってオトリになるランキングなんて不動の1位じゃねえか。これのどこが不運じゃないと?」
文次郎にそう言われた伊作は反論することなどできず、結局『流石不運』という2つ名を認めてしまった。
「ならば文次郎、お前は『算盤魔人』だな」
「はあ!?」
仙蔵のアイデアに文次郎は怒りを覚えた。
「それいいね!毎日算盤パチパチしてるしさ、あんな重い算盤持てるなんて魔人以外の何者でもないよね!」
小平太もにこやかに賛同する。
妖精ブラック、本名中在家長次はうなずきはしないが反論もしない。一応は肯定しているのだろう。
「じゃあ小平太は『体力馬鹿』だな」
食満博士は小平太に笑いかけながら言った。
「あー似合う似合う」
伊作も、他のみんなも納得する。
「『体力馬鹿』って、体力いっぱいですごいってことでしょ!じゃあこれでいい!」
当の本人は馬鹿にされていることに全く気付いていないようだ。
「じゃあ仙ちゃんは『爆弾野郎』だ!」
小平太が仙蔵を指さしながら言った。
「人を指さすな!誰が『爆弾野郎』だ!爆弾はまだしも野郎はやめろ!」
仙蔵は必死に抵抗する。
「野郎で合ってるんだからいいじゃん」
皆にそう言われ、仙蔵はがっくりとうなだれる。仕方がない、自分はまがいもない男なのだから。
そううなだれる仙蔵の頭を、長次はよしよしと撫でた。
「…長次は『神秘発見』だ!」
仙蔵が突如顔を上げて叫んだ。
みんなは口々におお、と感嘆し、長次の2つ名に納得した。
「じゃあ博士は『武闘保父』だね」
「ほふ!?」
伊作の発言に食満博士はうろたえるが、自分でも何となく納得してしまい、反対はしなかった。
「よし、それじゃあ行くぞ!」
文次郎の掛け声で、皆が一斉にびしっと立つ。
「燃える赤き算盤魔人…不眠王レッド!!」
「清き青に舞う爆弾野郎…サラストブルー!!」
「輝く緑を駆ける体力馬鹿…暴れん坊グリーン!!」
「深き黒に神秘発見…妖精ブラック!!」
「淡いピンクな流石不運…アンラッキーピンク!!」
「5人そろって!」
「「「「「落乱戦隊、ニンジャー!!」」」」」
なぜか後ろでぼかーんと爆発が起こり、彼らはばっちりキマった。
☆第2話 不思議少年その名は「フワ」!☆
ある日食満博士が研究所内の研究室に入ると、そこに青白い光に包まれた人間が浮かんでいた。
「…は!?」
人間は目を閉じ体を丸め、まるで布団で眠る子供のような姿だった。
人間は茶髪のふわふわした髪を高い位置で結いあげており、白く人間のひざに届くくらいの大きなシャツを着ていた。
歳は割と幼く、10代前半のように見える。まだ少年のようだった。
「お、おい、お前は一体…!」
食満博士は混乱しながらも少年との接触を試みる。
食満博士の指が青白い光に触れた瞬間、光はシャボン玉のようにはじけ消えてしまった。
そのために床に落ちそうになった少年を、食満博士は慌てて両手で受け止める。
その振動のせいか、少年の目がゆっくりと開かれた。
「おい、お前は一体…?」
「……ふわ」
「ふわ?」
「名前…ふわ」
少年ふわはそう言うと自分の力で立ちあがった。
「ふわ…。俺は、食満だ。お前は一体何だってここにいるんだ?」
食満がそう問うけれど、ふわは分からないと言うようにうつむくばかりであった。
「ふわ?」
食満博士はニンジャーのメンバーにふわを紹介した。
「どこから来たのかも、何でここに来たのかも分からないらしい」
「不思議ちゃんってことか!」
小平太が自分で勝手に納得して言った。
「それでこのふわとやらをどうするつもりなのだ?」
仙蔵が食満博士に訊いた。
「まあ、しばらくはここに置いておこうと思う。この分じゃ行くあてもなさそうだしな」
「さすが保父だね」
伊作が茶化すように言うと、食満はウルサイと一言文句を言った。
そのとき。
研究所内に警告音がやかましく鳴り、赤いランプがついた。
「あいつらが現れたようだ!みんな行くぞ!」
文次郎が声を上げみんなを率いて、研究所から出て行った。
ふわは何が何だか分からず、自分の隣にいた食満博士を見上げた。
「ああ、ニンジャーの敵が現れたんだよ。心配しなくても、彼らがやっつけてくれるからね」
食満博士はそう言い残し、ニンジャーとの通信を行うための通信席へ座った。
ふわはそっと目を閉じる。
まぶたの裏に見えてくるのは、ニンジャーが今いる場所だった。
怪獣が楽しそうに笑いながら街を破壊していた。そこにニンジャーがやってきた。
するとそこに、怪獣とニンジャー以外の声が入り込んで来た。
姿などはなく、声だけ。
『出たなニンジャー…今日こそ倒してくれようぞ…さあ今日の刺客よ、存分に暴れるがいい!』
『させるか!』
ニンジャーはそう言って街を破壊する怪獣に向かって行った。
そこでふわははっと目を開ける。
今聞こえてきた声は、確か、確か。
けれど先ほどのセリフからして、あれはただの悪者だ。あの人は悪者なんかじゃない。
似た声だ、とふわは己に言い聞かせて、食満の横にそっと立った。
☆第3話 新たな仲間☆
先ほど現れた怪獣を見事倒し、ニンジャーは食満博士の研究所に帰って来た。
「あー!今日もつっかれたあ!」
小平太が腕をめいっぱい伸ばしながら言った。
「小平太、むやみに敵に突っ込むのはやめろと言っているだろう!」
仙蔵が小平太に注意したが、小平太は聞いているのかいないのか、はいはいと言っただけだった。
ふわは食満博士の横で、ニンジャーが先ほどまで闘っていた様子を思い出していた。
彼らが戦う前に話していた相手の声が、あまりにも気になっていた。
けれど勘違いかもしれないので深くは考えないようにする。
「…あの」
ふわは小さい声でつぶやいた。小さい声だったが、みんなには聞こえていて、みんなふわを見た。
「あの、さっきの敵は…一体…」
深くは考えないけれども気になるものは気になる。
とりあえず当たりさわりのないようなことを尋ねてみようとふわは思ってそう発言したのだ。
「さっきのは、地球の平和を乱す悪い奴らだ」
文次郎が説明を始めた。
「ハチヤっていうやつが動かしてる組織なんだが…あいつらに好き勝手されたら、世界がめちゃくちゃになっちまう。だから、俺たちは戦うんだ」
「…そうですか」
文次郎が口にした名前、ハチヤ。その名前に聞き覚えはなかった。
しかしあの人かもしれないという疑いはぬぐえないままだった。
ふわはあの人の名前は知らないのだから。
「…あの、僕にもお手伝いさせてください」
ふわが意を決したように言った。
「僕、ここに置いてもらうだけじゃ悪い気がして…何でもしますから!皆さんと一緒に、戦いますから!」
ふわがぎゅうっと拳を握りしめながら熱心に言うと、食満博士がふわの頭に手を乗せて撫でた。
「もちろん。だけど、ここのことやニンジャーのことは外部の人間には絶対に秘密だよ。それができるなら、お手伝いさんとして認めてやる」
「…っ、はい!」
食満博士がそう言うと、ふわはとてもうれしそうに笑い、元気よく返事をした。
あの人が本当にハチヤで、悪いことをしているのかどうかも気になるし、何よりもう少しニンジャーのことを知りたい。
そういう思いがふわにここでお手伝いをするという意思を育てたのだ。
今日、ニンジャーに新しい仲間が増えた。
☆第4話 ふわの謎の力!☆
「燃える赤き算盤魔人…不眠王レッド!!」
「清き青に舞う爆弾野郎…サラストブルー!!」
「輝く緑を駆ける体力馬鹿…暴れん坊グリーン!!」
「深き黒に神秘発見…妖精ブラック!!」
「淡いピンクな流石不運…アンラッキーピンク!!」
「5人そろって!」
「「「「「落乱戦隊、ニンジャー!!」」」」」
ぼっかーんと後ろで大爆発が起こると共に、ニンジャーの登場劇は終わった。
「さあ行くぞみんな!」
「おー!」
今日もニンジャーは世界の平和を守るため、悪と戦っていた。
今日の敵は同じような怪獣が2体。双子の怪獣といった感じだ。
とはいえこちらは5人。力を合わせて怪獣をやっつけるのだ、ニンジャー!
「うわぁっ!?」
戦っている最中に間抜けな声が戦場と化したこの場に響いた。
「どうしたアンラッキーピンク!」
戦闘の様子を研究所から見守っていた食満博士が通信機器を通じて叫ぶ。
そう、この声はまがいもないアンラッキーピンクもとい伊作のものだった。
食満博士の声に気づいたニンジャーは伊作を探し、そして目を開かせた。
「アンラッキーピンク!」
小平太が伊作を呼ぶ。
そこには、2体いる怪獣の片方に捕まった伊作の姿があった。
「…!」
その姿を見た文次郎は息をのんだ。
怪獣の手の長く伸びた爪が伊作の喉元に突きつけられていたから。
「アンラッキーを放せ!」
「ぼ、僕の名前、略さないでよ仙蔵…!」
「少しでも動いてみろ!こいつの命はないぞ!」
誰もがどうすることもできずに、その場に立ち尽くす。
伊作に密かに想いを寄せている文次郎はどうにかして伊作を助け出せないかと考えるが、動けない以上何もできはしない。
「どうしたらいいんだ…! あれ、ふわは?」
食満博士がニンジャーたちの様子を見て悩んでいるとふとふわがいないことに気づいた。
さっきまで確かにそばにいたのに。
「…まさか」
食満博士は嫌な予感がして、慌てて外に飛び出した。
戦場では時間が止まったかのように静かだった。
怪獣が伊作を人質にしている限りニンジャーが手出しをしないと分かると、もう1体の怪獣がニンジャーに向けてビームを発射する態勢に入った。
「これで終わりだ!」
ビームが発射される、誰もが覚悟をした瞬間。
突然伊作の体が白い光に包まれ、伊作はそのまま光によってニンジャーたちの元に運ばれた。
「…悪いこと、しないで」
突然戦場に、今までいなかった人物が現れた。ここにいるには場違いな少年、ふわだった。
「ふわ!?どうしてここに…!」
小平太が叫んだ。
ふわはにっこり笑いながら小平太に向き合い、「お手伝いです」と言った。
「とにかく、アンラッキーはこっちに戻ったんだ!早くあいつらを倒そう!ふわは安全な場所にいろ!」
「おー!」
文次郎の掛け声により、ニンジャーたちは怪獣に向かっていった。
「ふわ!」
食満博士がふわの姿を見つけ駆け寄った。
「勝手にどこそこ行ったらだめだろう!」
「ごめんなさい…。でも、助けなきゃって、思って…」
ふわはしゅん、としながら答えた。
「ふわの気持ちは分かるよ。優しい子だね。でも、それが危険なことだっていうことも分かって欲しい」
「…はい」
「今度からはもうこんな危ないことしたらダメだからね。それと、あの力は一体何なんだい?」
食満博士は先ほど目にしたふわの不思議な力が気になっていたのだった。
「…?僕にも、分かりません。伊作さんを助けたいって思ったら、ああなってて…」
あの不思議な力はふわが意図して出した力ではなかったようだ。
相変わらず不思議な子だと食満博士は思った。
それからニンジャーたちは見事怪獣を倒し、伊作の不運さはまたレベルを上げたのだった。
☆第5話 それぞれの目標☆
ハチヤは自室内で困惑していた。
ニンジャーに倒された怪獣たちのことで、ではない。
問題はその怪獣たちがニンジャーのうちの1人を捕まえたときのことだ。
その捕まったニンジャーは、突如白い光に包まれて救われた。
ハチヤも遠く離れたこの地から怪獣たちの目を通してその様子を見ていた。
あの白い光、何物にも染まらないような真っ白な光には見覚えがあった。
だってあれは、ハチヤにとっては昔から何より大切にしてきた「ふわ」の光なのだから。
「ふわ」が自分の元から消えたとき、ハチヤは全力を尽くして捜索に当たったがついに見つからなかった。
なのに。いきなり重要な手掛かりがついさっき発見された。
しかも自分の敵であるニンジャーの下で発見されるなんて。
あれは「ふわ」の光であることに違いないだろう。
それならばどうしてあの子はニンジャーの元にいる?
あの光、確かにあのときはニンジャーのために使っていた。
なら今はふわはニンジャーの仲間なのか。
疑問は次々湧きおこり、それでいて消えることはない。
だからハチヤはこの上なく困惑していた。
謎は多いけれど、最終的な気持ちはただ1つだった。
ニンジャーの手からふわを救わなければ。
食満博士に用意してもらった部屋で、ふわもまた悩んでいた。
初めてこの場所に来たとき、どこからともなく聞こえてきたのはあの人によく似た声だった。
文次郎曰く、あの声は「ハチヤ」という地球の平和を乱す悪者の声だ。
ふわはあの人の名前を知らないから、その声があの人のものだとしてそれが「ハチヤ」なのかは分からない。
だけどもし、もしあの人が「ハチヤ」だったなら。
あの人は悪者で、正義の味方ニンジャーにやっつけられてしまう。
ふわの中で、あの人は悪者どころかとてもいい人なのに。
ニンジャーに、あの人は悪くないと言ってみようか。
だけど現に「ハチヤ」が操る怪獣はこちらにも世界にも危害を加えてきた。
街を破壊する怪獣を止めるため、ニンジャーは怪獣と戦う。
その怪獣らを動かしている「ハチヤ」を悪くないなんて、ニンジャーに言いだせるはずがない。
大体、まだあの人が「ハチヤ」だと決まったわけでもない。
ここにいてニンジャーの手助けをしながら真実を探ろうと、ふわは心に決めた。
いつかまたあの人に会えることを信じて。
☆第6話 怪獣には愛の力で勝利を掴め!☆
「博士、長次はどこにいる?」
食満博士が研究所内の研究室で仕事をしていたとき、仙蔵が入室してそう食満博士に尋ねた。
「長次?長次ならふわを図書室に連れて行ったぞ」
食満博士は机から一旦離れて答えた。
「またか…分かった、礼を言う」
仙蔵はそう言って研究室を出て行った。
この頃長次はふわをよく図書室に連れて行った。
研究所内に図書室があるのだ。
どうやらふわは読書が好きらしく、長次はそのことを喜びふわを図書室に連れて行くようになった。
長次も読書好きで、任務がないときは図書室によく居たのでふわと波長が合うらしい。
仙蔵はそんな2人にちょっとモヤモヤ中である。
なぜなら長次と仙蔵は恋人同士という関係だからだ!
ふわが嫌いなわけじゃないのに、長次と行動を共にするふわに何故だか妬いてしまう。
そんな乙女思考回路のど真ん中を辿っている仙蔵は今日も図書室に通い詰める。
ふわが居ても長次がいる空間に行くというだけでもいいのだ。
しかしもうすぐ図書室、というところで所内にサイレンが鳴り響く。
『大変だ!怪獣が現れた!』
食満博士の緊急事態コールだ。
仙蔵は悔しく思いながらも来た道を戻り、研究室へと急いだ。
「燃える赤き算盤魔人…不眠王レッド!!」
「清き青に舞う爆弾野郎…サラストブルー!!」
「輝く緑を駆ける体力馬鹿…暴れん坊グリーン!!」
「深き黒に神秘発見…妖精ブラック!!」
「淡いピンクな流石不運…アンラッキーピンク!!」
「5人そろって!」
「「「「「落乱戦隊、ニンジャー!!」」」」」
いつもながら盛大な爆発音と共にニンジャーは主導命令が下された場所に参上した。
今日は潮風香る海辺の街である。
「ふふふ…出たなニンジャー」
怪獣はニンジャーを不敵な笑みでもって迎える。
「うるさい!街を破壊する悪い奴は私たちがやっつける!」
早速小平太が怪獣を指差してそう宣言した。
「それはどうかな!」
怪獣がいきなりニンジャー目がけて何かを放った。
「何だ今のは!?」
文次郎が叫んだ。
放ったものは紫色でどろどろしていて、それが触れた地面からは煙が出ていた。
「ふふふ…これは毒の塊だ!触ると溶けるぞ!」
「何い!?」
その様子を研究所の研究室の通信モニターで見ていた食満博士は舌打ちした。
「どうしたらいいんだ…!…ふわ、またこの前みたいに勝手に動くなよ」
「…はい」
ふわはできることなら助けに行きたかったが、無力な自分では足手まといになると思い何もできなかった。
その身にどれほどの力を宿しているかを、ふわはまだ知らない。
「…要は捕まらなければいいんだ!」
仙蔵が走り出した。
「果たして逃げ切れるかな!?」
怪獣が手をかざし、毒を放つ体勢を取った。
そして毒の塊が仙蔵向けて放たれた。
「サラストブルー危ない!」
伊作が叫んだ。
その声に振り向いた仙蔵は、自分めがけて毒の塊が飛んでくるのを見た。
「(まずい!毒が…!)」
自分に降りかかると思った瞬間、仙蔵の右腕が何かで強く引かれた。
その衝動で体ごと引かれた仙蔵は毒を免れ、長次の腕の中に居た。
「妖精ブラック…!すまない、助かった」
仙蔵の体を引いたのは長次の縄標だったのだ。
「…もっと、よく考えて行動しろ。お前の身に何かあったら…」
長次はそれまで言って、仙蔵をゆっくり自分から放し、縄標を怪獣目がけて投げた。
「何!?」
縄標に捕えられた怪獣は身動きできない。
「よし今だ暴れん坊グリーン!」
文次郎の声に小平太が反応する。
「おう!食らえ!暴れん坊グリーンアタック!!」
バレーボール型の緑色のビームを出した小平太はそれを怪獣目がけて打った。
「ぐあああああああああ!!」
縄標に捕えられていたせいでそれを思い切り食らった怪獣は倒れた。
今日もニンジャーは輝かしい勝利を収めた。
研究所の図書室内には今は長次と仙蔵しかいなかった。
「長次、今日は助けてくれてありがとう。私が悪かった。次からはよく考えて動く」
「…分かれば、いい」
本を読みながらぶっきらぼうに長次は答えたが、仙蔵は笑っていた。
最近長次はふわに構ってばかりで少し妬いていたけれど、長次が今日言ってくれた言葉に仙蔵は酔いしれていた。
「(お前の身に何かあったら、か…)」
その後に続く言葉を長次は言わなかったのだが、それは仙蔵にも伝わったと感じたからだろう。
事実その後の言葉はちゃんと仙蔵にも届いていた。
「(そんなの、私も同じなのに)」
そう思いながらも仙蔵は嬉しさで笑っていた。
お前の身に何かあったら、私は泣いてしまう。
続く。
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拍手に載せていた戦隊モノパロです。
さくさく話を進めていきたいですが…アクションは難しい;;
文伊・長仙・鉢雷で参ります!
拍手してくださった皆様ありがとうございました!
今拍手に載せている分でニンジャーは終わりですのでよろしかったらご覧ください♪
協力:雨市様